これは50Mhz用に立てた自立式のタワーです、タワーの高さはアンテナ部分でおおよそ20mになります。
アンテナの形状は、ブーム長約12メートルの10エレメント八木アンテナです。
このアンテナは10エレメント八木の前に使っていたアンテナです。
6エレメント八木アンテナを2段重ねる(スタック)事よりゲインを2倍にする事が出来ます。
一片1.5m深さ2.5mの穴をシャベルで掘り、この中にベース部分を入れ鉄筋で強度を付け生コンで固めベース部分を作ります。
この上に1スパン2.75mのブロックを6段積み上げて行きます、ローカル局の力を借り、ダブル滑車を使い人力でロープを引き立ち上げました。
20代の若さだから出来た芸当です、今では懐かしい思い出でになります、又この頃お世話になった、ローカル局とは現在もお付き合いをさせて頂いております。
これは50Mhz用に自作したリニアアンプの外観写真です。
フロントパネルにはチューニング用、ローディング用のつまみ、出力管のプレート電圧計、プレート電流計、 パィロットランプ、電源スイッチ、スタンバイスイッチなどを配置し、インスタントレタリングシールを張り操作性の向上及び見栄えを良くしています。
カバーを外して撮影。
使用真空管はEimacの4極セラミック管4CX250Bを使用しています。
4CX250Bは、プレート損失250Wの球で、このアンプはプレート電圧2Kv、プレート電流は最大200mA位を流していたと思います、 動作はAB1級カソード接地型(GK接続)で3W位のドライブでも十分ドライブが可能で250W位の出力がでました。(電波法違反ですが)
上部より撮影。
プレート電圧は倍電圧により2KVを得ています、真空管はシロッコファンで強制空冷しています。
ヒーターのオンディレイ回路(30秒)、出力管冷却のためのオフディレイ回路等も付加した作りになっています。
RF部の拡大撮影。
タンクコイルは直計5㎜の銅パイプを加工し銀メッキ処理をしてあります。高周波コイルはテフロンの丸棒にエナメル線を巻いて 作りました